多摩けいざい
特集 多摩のうごきを知る
多摩地域発ロボットと歩む食産業の未来
SOCIAL ROBOTICS株式会社/コネクテッドロボティクス株式会社
2025年1月27日
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飲食店などの外食産業や、惣菜・デリなどを取り扱う中食産業は、私たちにとって身近であり、生活を支える重要な産業だ。一方で、食産業は労働環境にさまざまな課題を持ち、働き手の不足が進んでいる。こうした状況の改善策の一つが、ロボットの活用である。今回は、食産業に関するロボット開発を行う企業2社に話を聞いた。
食産業でのロボット活用を目指して
社会構造の変化や技術の発展に伴い、多種多様なロボットが次々と開発・製造されている。近年はロボット掃除機や店員に代わり配膳を行うロボットなど、生活に身近なところでもロボットが活躍する光景を目にするようになった。特に産業の場面においては、人手不足の軽減や業務効率化の促進を目的に、工場や店舗などでのロボット導入を進める動きがみられている。
今回は、多摩地域で食産業ロボットの開発・製造を行う2社へインタビューを行った。食産業は飲食店も工場も、ともに深刻な人手不足が続いており、ロボットの導入は人手不足の解決策の一つとして挙げられている。今回話を伺った2社では、こうした食産業が抱える社会課題を解決に導きたいとの思いを持って、ロボット開発に取り組んできた。成長著しいロボット業界の中で、各社ではなぜロボットの開発に至り、この先どのような未来を描いているのだろうか。